下鴨古本市


去年に続き、今年も訪れた。
ちなみに前日に『夜は短し歩けよ乙女』を読むとより楽しい(ここが舞台の章があるため)。去年この古本市を訪れたのも、その本がきっかけだった。


生い茂る木々の間を吹き抜ける夏風に、店頭にめぐらされた紅白の布と森の緑のコントラスト。
やはり雰囲気の良い古本市である。


この時期だけあって暑さは厳しい。
ただ暑さのピークを避けて遅い時間帯に訪れたことと、森の中ということもあって、比較的過ごしやすかった。


すべての店の本をくまなく見ていこうと思ったら、1日ではとても足りない。
遅い時間だったこともあり、見回ることが出来たのは1部のお店だけ。
それでも普段は見かけないような本を色々眺めることが出来、とても楽しかった。


毛氈敷きの台に腰掛けて、蝉時雨の中でカキ氷を味わっていると、しみじみと夏を感じた。
ちょっと懐かしいような、子供の頃の田舎で過ごした夏休みを思い出すような。
出来れば来年の夏もまた、訪れてみたいと思う。