2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 女いっぴき猫ふたり

web上での連載をまとめたもの。日記風のエッセイ漫画。 表紙のバクザン先生のような筆文字からも想像できるように、ほど良く力の抜けたゆるゆるなショート・エッセイ集。 読んでて爆笑、というよりくすっと笑える感じ。 入浴中やスパゲッティを茹でている間…

 弁護士のくず

トヨエツ演じる型破りな弁護士(九頭)と、伊藤英明演じる新人弁護士が担当する依頼人・事件が中心のオムニバスドラマ。 楽屋オチや下ネタも多いけれど、見ごたえは充分。 くず先生の3枚目女好き・でもキレ者なキャラクターも良い。 あと卵入りカップヌード…

 真夏の夜のユメ

落ち着いたメロディと、ハスキーな声で繰り出される影のある言葉たち。耳を澄ませていると、なんだか心がしんとする。 夜中にふと目が覚め、暗いベッドの中で寝返りを打っていると内省的な気分になることがある。 窓の外の闇は深く、人も草木も眠りに沈み、…

 フロイト1/2 

ある日小学生の少女(梨生ちゃん)と大学生(弓彦君)がたまたま出会い、不思議な提灯を二人で分け合った結果、同じ夢を見るようになる。 10年後、若き社長になった弓彦君と高校3年の梨生ちゃんが再会して物語は展開していく。 どんなに親しい人でも、眠って…

 黄金の月 

ほろ苦い呟きのような歌詞と、淡々と繰り返されるメロディが心に響く一曲。 ラジオで耳にするうちに気になり、スガシカオ氏にはまるキッカケになった曲でもある。(歌詞はこちら) この曲で歌われているように、たぶん自分も含め大抵の人が、容赦なく過ぎる…

 風の歌を聴け×夏陰

「夏陰」を聞いていて、ふと村上春樹氏の小説「風の歌を聴け」を思い出した。 全く別の作品だけれどBGMに合うように思える。 海に近い街を舞台に、過ぎ行く夏を切なくほろ苦いタッチで描いた「風の歌を聴け」は、夏になると読みたくなる物語である。 また、読…

 村上朝日堂の逆襲

村上春樹氏の2冊目のエッセイ集。 執筆当時の時代を感じる時事・流行的記述もちょこちょこあるが、ほとんどは日々のあれこれや好き嫌い等をのんびりと綴っているので今読んでも楽しい。 印象的だった章について。 小説家の有名度について 村上氏が(当時)街…

 冷たい頬(『フェイクファー』収録)

優しいメロディと少し切ない歌詞が春らしい一曲。 草野マサムネ氏の書く歌詞は、現実的で抽象的、繊細で骨太、プラトニックでエロティック…といった相反する要素が混在している。 純粋と狂気の境目も感じさせ、不思議な作風だが、独特の魅力を感じる。 この…