笑う大天使 


名門お嬢様学校の聖ミカエル学園に通う、清らかで上品な3人の乙女。
ある時偶然に互いの逞しく庶民的な本性を知り、親近感と連帯感を深めていく。
そんな彼女達が活躍する学園コメディ。


番外編になるようだけれど、印象的だったのは、ロレンス先生の友人おハルさんが登場する「オペラ座の怪人」。
初めて読んだ時、それまでの明るい話の流れに慣れていたので意外な結末に泣けたが、何度読んでもやっぱり泣ける。

クマのルドルフ君がポロポロと涙を流して、古びたぬいぐるみに戻ってしまうところでもうダメである。


でも卒業を区切りに物語はハッピーエンドで、最後の3人のその後にちょっとびっくりもあったけれど(でもよく読み返すと納得)読後感は良い。