「恋は遠い日の花火ではない。」(SUNTORY)

というコピーのCMが少し前にあった。


部下らしいOLの意味深な言動に長塚京三氏演じる上司がちょっとドキドキするという、味のあるCMで好きだった。
でも放映当時は、このコピーの意味というか良さが本当にはわからなかった。
今はちょっとだけ分かるような気がする。


夏の夜の花火は、時間が過ぎても忘れがたい。
一瞬で消えるから、かえって残像が残る。
そして何度も思い出すうち、実際の花火よりも美しくなっていく。


ある年齢に差し掛かると、恋も同じに思えてくるのかもしれない。
もう溺れることもなく、ただ美しくなる思い出に過ぎないと。
だからこのコピーが生きてくるのだろう。


下がそのCM。↓「課長を泣かせてやろう篇」

↓「若い子はもういいんです篇」

↓「課長の背中篇」