ランニングハイ

初めて聞いたとき、甲と乙の会話(自問自答?)で始まる歌詞に面白いなあと惹かれた。
全体的にも、ひねくれた感じや生々しさが結構前面に出ているように思う。


ふとした時に我に返る瞬間の描写も入っていて味を感じる。
「あれッ 俺ッ何してんだろ? … 太陽が照り付けると やけに後ろめたくて」
「少しだけ感傷に浸った後 『まぁ それもそうだなあ』」など、少し共感した。
タイトル通り、ハイテンションでやや屈折したようなメロディもまた印象的である。


2005年の夏に繰り返し聞いたけれど、なんだか夏のうだるような暑さに合う曲だとも思った。
夏の盛りは思考がうまく働かなくて気だるく、その一方で時に開放的になったりと、倦怠感と高揚感が入り混じったようなイメージなのだが、そういう雰囲気に合っている。
ハイなメロディにくせのある歌詞が合わさってうまれる、投げやりなくらいの躍動的な感じが。


下はライブ動画。小林武史氏も演奏に参加しているようである。