「ブンガク散歩に出よう」特集に惹かれ購入。
森見登美彦氏の「登美彦氏、京都をやや文学的にさまよう」が特によかった。
喫茶店「進々堂」の片隅にいる森見氏が、かつて読んだ文学作品や作家とゆかりの場所についてあれこれ回想するという内容。
梶井基次郎、上田秋成、内田百けん、夏目漱石、谷崎潤一郎など、作家の名前が幾つか出てくるが、ここで触れられるゆかりの場所はいずれも京都である。「へえ」と思う話が多くて面白く、自分も行ってみたくなった。
あと戦友と哲学の道で「善の研究」に挑戦しようとして第1章1ページ目で挫折、というのにも受けた。どんだけ難解だったんだろうか。