猫になりたい(『花鳥風月』収録)

ふわふわしたメロディに優しい歌詞に甘い声で、なんだか眠気を誘われる。
退屈だとか飽きるという訳ではなく、安心したりリラックスすると眠くなる感じ。
でも「消えないように 傷つけてあげるよ」なんてドキッとするフレーズもあるのがスピッツらしい気がする。


猫というとどっちかというと女性のイメージだが、猫になりたいと歌うマサムネさんに違和感はない。
さざなみCDのNADENADEボーイといい、他の男性ならちょっとキツイような可愛い語彙もあやつる人だと思う。


日向でまどろむ猫を眺めていると、猫になりたい気持ちもちょっと分かる。
猫はひやりとするような、ミステリアスな感じもあるけれど、昼寝してる時や毛づくろいをしてる時などは実にのほほんとしていて羨ましい。


もちろんこの曲は「君の腕の中」からもわかるように、ただ猫にあこがれているのでなく猫にかこつけたラブソングでもあるわけだけれど。
 

下はこの曲のライブ映像。