Na・de・Na・de ボーイ(『さざなみCD』収録)

骨太なギターサウンドに、たたみ掛けるように早口で語られる歌詞。
でも歌詞の内容はなんだか甘くて、恋の始まりの楽しくてハイな感じもする。
アルバムのなかでもタイトルから一番興味を惹かれたのがこの曲(なにしろnadenadeボーイ、どんな曲かと思った。)


「野性の手」とか「ごちゃまぜだった情念が一本化」とか、歌詞のセンスも相変わらず独特。特にいいなと思ったのは、
「彼女は人間の声で 僕の名前を呼んだんで 
 汚れまくったフィルターも全交換されたようだ」。
ここの意味を説明はできないんだけれど、なんかこの感じ、わかるなあというか(歌詞全文はこちら)。


それにしても、この「ぼく」は「彼女」になでられて名前を呼ばれて、まるで子供のようである。でもそんな風に思いっきり甘えて浮かれている感じが可愛い。
ややロックなメロディとは裏腹に、タイトル通り可愛らしいラブソングだと思う。


こちらで視聴可能↓